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2008年11月29日 (土)

思考の整理学 外山滋比古(1986)より

グライダー

人間には、グライダー能力と飛行機能力がある。受動的に知識を得るのが前者、自分でものごとを発明、発見するのが後者である。(中略)
 学校はグライダー人間をつくるには適しているが、飛行機人間を育てる努力はほんのすこししかしていない。

不幸な逆説

秘技は秘す。いくら愛弟子にでもかくそうとする。…学ぼうとしているものに、惜気なく教えるのが決して賢明でないことを知っていたのである。免許皆伝は、ごく少数のかぎられた人にしかなされない。

醱酵

大きな発見が、ときに、霊感によってなしとげられるように伝えられるのも、この酵素が思いもかけないところから得られたのを第三者が驚異をもってながめるときの印象であろう。(中略)
 頭の中の醸造所で、時間をかける。あまり騒ぎ立ててはいけない。しばらく忘れるのである。“見つめるナベは煮えない”。

カクテル

アメリカの女流作家、ウィラ・キャザーが、「ひとりでは多すぎる。ひとりでは、すべてを奪ってしまう」(中略)
 着想、思考についても…「ひとつだけでは、多すぎる。ひとつでは、すべてを奪ってしまう」。
…やがて網がしぼられ、ライフワークのような収穫期をむかえることができる。

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