カテゴリー「blog -リネン」の46件の記事

2011年5月28日 (土)

佐藤卓「経済と文化を繋ぐデザイン」

佐藤卓講演会 読売新聞北陸50周年
「経済と文化を繋ぐデザイン」

タイトなスーツを着て登場した佐藤卓さん。ケイミョウな語り口はまるで落語家。終止笑いをとっていた。

三浦梅園「枯れ木に花咲くを驚くより、生木に花咲くを驚け」

当たり前にあるもの。1000年後あらゆるものは博物館ゆきだ!

東京芸大、電通という華々しい経歴を持つ佐藤卓は、ある日から絵を描く事をやめた。

デザインは自己表現の手段ではない。繋ぎ役、黒子に徹する。

XYLITOLガムのパッケージ、1)歯に悪いガム+2)デンタル(歯医者)=歯に良いガム

誰もが容易にイメージできる2つを組み合わせる、編集することで、新しい概念を世に馴染ませる。

(当時、許認可が下り、日本でもキシリトール製品を発売できるようになったばかり。)

経済は駆動する後輪
文化は前輪
それを繋ぐデザインという自転車を人がこいでゆく

「売る」ためのデザインではなく「所有される」ためのデザイン

日常生活に馴染むデザイン。CI華やかかりし80年代、(トリオ→KENWOOD神話)

大企業が、TVCMを打ち、イメージ戦略でものを売る時代は過ぎ去り、2010年代、旧ロゴに立ち返ったJAL。

ニッカウヰスキー・ピュアモルトのボトルデザイン

献血のビンと揶揄された地味すぎるボトル。

目立つとはどういうことか?を考える。騒がしい飲み会で目立つのは黙っている人。

いえいえ、私なんざ売れなくていいんですよお。っていう商品があっても面白い。

これは面白い!今閃きました!と子供のような佐藤卓。

始めから使い終わった後の事を考える。コルク栓を付け、水性糊のラベル。

空き瓶になっても、使用されるデザイン。

(高岡御旅屋の更科では、数十個のモロゾフの空き瓶でお冷やを出してくれる。)

クールミントガムのパッケージ、リデザイン。35年の歴史。残るものには意味があるし価値がある。

5羽のペンギン。先頭が社長で、2番目は管理職。

制約の中にしか無限の自由は無い!制約を自ら作る。

佐藤卓は短歌にハマってる。

人は自分で気づいたことは人に伝えたくなる。KIRINのキ、リ、ン然り。

月に項垂れるVER。元気、ポジティブだけじゃない、ハートに訴えかけるもの。

日本人の得意とするところ。小田和正。ファンじゃないけど。

明治おいしい牛乳。特許取得、加熱しない「ナチュラルテイスト製法」。

少し高い牛乳ではなく、適正価格の牛乳。

日本は言語大国。横組縦組。ノーベル平和賞受賞のマータイさんの「モッタイナイ」。

ことばが豊かということは文化が豊かということ。

21-21ウォーター展 傘を逆さにすると水を集める道具に。

H2O水分子104.5°のミッキー構造。蒸発せず、液体でいる奇跡。
固体化(氷結)すると比重が軽くなる唯一の物質。

1000万分の一の地球の模型だと、空気層は1mmになるそうだ。
バーチャルウォーター 牛丼一杯2000ℓ!

雨水利用の権威。雨水博士(Dr.Rainwater) 墨田区職員 村瀬誠さん。

(以下は脱線。HPより抜粋)

雨水はわずかしか地面に浸透せず下水道に流れ込むため、それが都市型洪水を引き起こしていた。

「雨は流さず、溜めればいい」。

墨田区の年間降雨量2000 万トンは、区民が1年間に使う水道水と同じ。

両国国技館に雨水タンクを設置 

墨田区では、500平方メートル以上の土地を開発する場合、雨水タンク設置が義務付けられた。路地尊など。

NPO「雨水市民の会」inバングラデシュ。天水「Sky Water」プロジェクト。

地域のNGOと連携して安価な雨水タンクを開発、マイクロクレジットを活用して、希望する家庭に300基ほど設置。

NHKにほんごであそぼ 難しすぎるというクレームがあるそうだが、
5歳の子に分かるような内容だと中味が無くなってしまう。
むしろ分からなくてもいい。幼い頃からことばを身体化させる。というのが佐藤卓の持論だ。

世の中まだまだ分からない事だらけ。だから面白い。
子供になぜ空は青いの?と聞かれてちゃんと答えられる大人は居ない。
大人は、分かったつもりで、受け流す術を憶える。ロボットはそれが出来ない。
子供はいつまでも疑問から逃れられない。
社会性を持つという事は、言語化することにより、分かったつもりで、受け流せるようになることである。

文字通り文化とは文書化すること。

本は後世に残る。茨城県ひたちなか市「ほしいも学校」。

食品?書籍?売り場の無いプロダクツ。拍手。

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2011年3月 5日 (土)

こたえをだぁすんだよ

昨日は WWにフォーラムの打ち合せ
OK銅器に ASさんと HBさんに会う 次年度メニュー
夜はくらつープレゼン トイレの神様うすさまみょうおうで巡る
一日しょくにん いつわりなし! リアルな

TCさん ぼくらのナンノが結婚
必要を埋める 欲望を生み出す
必需品ではない 美術工芸品
アウェイ 負け戦 ホーム 直売
デザインやくざ 時代に逆行

エクセレントカンパニー のれん
地域資源の概念 域内

szkくんのタバコを浴びせかけられる
ゼネラリストのエキスパート
セクショナリズム 誰もオーソライズしない
ぐにゃぐにゃ1mmのフレームワーク

だれもわかっちゃくれないなんてあたりまえのぉことだろぉおーごおー!

こたえをだぁすんだよ

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2009年7月30日 (木)

おかあへ

無神論者の僕に神ができた。
気高い人、誇り高い人、勤勉な人、誠実な人、思いやりの人
静枝やったらどうしてたやろ。こんな時どう言うやろ。

「〜〜しいや。」「〜〜やで。」
これからのあらゆる瞬間の指針、基準や。 

目となって、耳となって、これからの人生は一緒に。
(そういえばBOSEのFMCDプレーヤー欲しがってたなあ。)
嬉しい事、楽しい事、おもろいこと、きれいな景色、
いいもの、むかつく事、悲しい事。
全ての体験はおかあと共にや。

親不孝やったかなあ?
人間は常に後悔する生き物。
悔いては自分を責める、とある人が言ってた。

でも、ずっと塞ぎ込んで、自分を責めてもおかあは悲しむ。
楽しく、充実した日々を送るのも僕らの責務や。

文化は一代では築かれないってある人がゆうてた。
静枝。おかあの精神を受け継いで僕らは
産んでくれたおかあに恥じない生き方をするわ。
いつでも、どこでも見守っててな。

おかあの愛する息子より。

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2009年5月10日 (日)

こいくちしょうじ

早朝NHKで興福寺?の坊さん(多川さん)が語る。

唯識
自分の行為だけでなく思いもが自分をつくっていく
(おーこわ)

アラヤシキの中に沸き起こる種子(しゅうじ)

人間、一日に約6万もの想念が起こるらしい。
(誰が数えてん…アメリカの現代科学って?)

真言は不思議なり観誦カンジュすれば無明を除く

エンサイクロメディア空海
ウィキペディア「空海」

生死しょうじ
死にゆく自分の中に生きると意識することが肝要
一人間の肉体の中でも幾多の細胞が生き死にを繰り返す
(なるほど)

 死の側より照明(てら)せばことにかがやきて
 ひたくれなゐの生ならずやも
 斉藤史ふみ

薄味の「生き」にしないため

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2009年3月 7日 (土)

テキリージーベイブ

TVでストレスによる腰痛の心理療法として、
認知行動療法が紹介されてた。
要はネガティブ思考の癖を変え、
ポジティブな認知→行動にするということ。

僕はいつ誰から会得した処世術か知らんが、
幼い頃から、
「つねに最悪の事態を想定しておく」
という体質がある。
備えあらば…のリスクマネージメント
ならいいのだが、
本当に最悪の状況を想定する。

ハルマゲドンで(なんやねんそれ)
地球は崩壊(だからなんやねん)する。
核爆弾で地球は滅びる。
小3の時、映画「はだしのゲン」
を体育館で観さされて以来、
それはさらに確信に変わり。
小学校卒業ぐらいまで、
片時もそのことを忘れたことはなかった。

手塚治虫ファンクラブに入っていた僕は、
確か「ザ・クレーター」というSF短編集に
入ってた話しを読んで、
自分以外の世界は全て作り上げられた虚像で、
家族も、友達も、先生も仕込まれた役者で…
つまり、ジムキャリー「トゥルーマン・ショー」(1998)
の世界だと数ヶ月間思っていた。

もともと、起きてる間の90%は空想という、
ぼんやり少年だったので、
荒唐無稽な危機的状況を妄想して楽しんでいたのだろう。

そういえば、台風が来たらわくわくしていた。
現実に起こる危機的状況も楽しめたら大したモンだ。
なんとかなるさのテキリージーで。

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2009年2月18日 (水)

ROOTS ルーツ

今日、テレビ「日本史サスペンス」で、
ほんとの水戸光圀みたいなのをやっとった。
黄門さまは、若い頃、兄を差し置いて家督を継いだことで、
あえてウツケを演じ、遊びまくっとったらしい。
で、現在の黄門像は幕末に水戸徳川家が家督競争戦略のため
でっち上げたフィクションらしい。

知らんけど、あんなイヤな奴おらんでと思っていた。
「このかたをどなたと心得るっ!!」と、家紋をひけらかし、
はっはっはっはっは!…。最低やん。

しかしあんなテレビが長寿番組で今もやっとる。
疑いもなく。あれが胸をすく痛快時代劇なのか。
われわれ庶民は、今だお上におもねりたいのだ。
徳川家、皇族…。
こびへつらう事は時に快感となる。
「家畜人ヤプー」とかはそんな内容なのかな。

あこがれられたいではなく、
あこがれたい、というファン心理はその一種だ。

家柄、血筋、血統。
血というものへの無条件な信仰もある。
被差別部落出身という出自を
明らかにした猿回しの芸人さん。
血液型本が売れまくった。
人間は4種類には分けられん。

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2009年2月15日 (日)

負け戦 と 必勝の法則

クリアなんて吹くんじゃない!!
分かってたはずなのに安易に…。
学生のころは、色止めにラッカーとか使うなんてもってのほか。
工芸家としては御法度。

搬入前日は、金工の仕事じゃない。
青井と何の作業やねんという作業。ヤクザなシゴトの醍醐味。
2人で負け戦。

商品ならまだしも、今回はコンペに出展しようというのに、
ベストな状態で提示するベキやった。
腕のみならず、頭も錆び付いてきた。
青井のおかげでせっかくここまできたのに悪い事した…。

今回は残念やったけど、いやんならず。
リベンジに、反省を踏まえた方法で再度制作してなんぼやろ。

銅板加工、ハンダ(NYさん)、
仕上げ・ヘアライン(OKさん)、銀メッキ(KTさん)まで

これでもかと手堅く段取り良く、やるべき事をやる。
振り返らずに、前向きに、それが必勝の法則。
いつかは雨が降る(花は咲く)。
降るまで乞い続ければ、咲くまで祈り続ければ。

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2009年2月 5日 (木)

わるぎ(悪気)なき犯罪

円天市場て…。

わるぎ(悪気)が無いのは厄介だ。
罪に無自覚なのは、これは質(たち)が悪い。

朝、テレビのニュースで「円天」のおっさんが
自宅近くの居酒屋で報道陣を迎えて話しとった。

「一番の被害者は私ですよ」。

悪の定義って?
近年よく耳にする、
猟奇的な殺人犯を精神鑑定するって。
狂ったもん勝ち?

恥を知らないとは?
シェイムオンユウ。
テイクオンミイ。

日本は恥の文化とかなんとか。
儒教思想。韓国もそうらしいが、
いつしか形骸化して、
敬語をはじめ、息苦しいスタイルのようなイメージしかなかったが。
元々は論語、孔子の考えなわけで。

キリスト教もそうかもしれない。
海の向からでは、キリスト教スタイルの形式的なとこしか見えてこんけど。
シェーカー、アーミッシュなどを例に挙げたらあれやけど、
知識として、イェスさんの考えを知ってもいいかもしらん。

正月帰った三ノ宮そごうの前で、街宣車が、
「イエスさまは、みなの罪を背負い十字架で死に、
 その三日後に生き返った。
 イエスを信じれば永遠の命を授かるであろう。」
…何を信じろというのか。
宗教にもアカウンタビリティー(説明責任)があると思う。

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2009年1月21日 (水)

批評を超える表現と

批評家が及びもつかない領域まで行ってしまう表現がある。
無垢な魂のなせる技か。
言語化できない95%の感覚のみを研ぎすまさせて。

かつて「もう知識はいらない」と歌った
佐藤伸二は確か新聞もテレビも観ないみたいなこと言ってた。
世俗社会から隔離されたマイワールドを構築して行く。
それは、選ばれし者、エリートにだけ与えられた特権。

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表現を超える批評と

今日、金沢エムザに国際漆展を見に行った。

審査員コメントがパネル掲示してあった。
審査委員長 栄久庵憲司 (インダストリアルデザイナー)のコメント。
デザイン界の重鎮の言葉は自由だ。

商品開発賞には面食らった…云々
戦後日本は外貨獲得のため商品を躍起になって作った。
貴婦人の様な漆工芸品に商品性という価値観で評価を下すことに抵抗を覚える。
漆工芸に処女性という幻想をいだいていたのかもしれない。
海外作品の天衣無縫さには驚いた。
処女性と商品という非処女性のバランスを…云々

詳細の記憶は曖昧だが、5、6回“処女”言いよった。
酔っぱらいのヒヒじじいの戯れ言ともとられかねないが、
言い得て妙。とっても率直に漆工芸や工芸、
そしてこのコンペの状況を言い当てている。

金言なんて言葉もあるが、
壁に掲げられた言葉が、現物作品の何倍もの価値を持つことがある。

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