カテゴリー「Cineモン -映画」の10件の記事

2009年5月 9日 (土)

一生モノに名作なし 映画版「東京タワー」

テレビで映画東京タワー
〜オカンとボクと、時々、オトン〜
を見た。

本には余白がある。
読み手のペース、匙加減で、空気感を自在に現出させられる。

この映画、切ない。いや、駆け足すぎる。
受動的な映像というメディアは全てを語るが、
余白は語れない。それ以上でもそれ以下でもなく、
人の一生、半生を描くには舌ったらず。

一生モノに名作なし

コンビニエンスにダイジェスティブに
何かを得ようとしても大した物は得られないという、
本編とは全く関係ない感慨を抱かせてくれた
映画版「東京タワー」。

それにつけてもF山雅治のエンド曲にげっそり。

|

2009年4月15日 (水)

悪魔のようなあいつ

1975年放送のTBSのテレビドラマ。
ウィキペディア

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月30日 (月)

Anger Management(2004)

邦題「NY式ハッピーセラピー

主人公のデイブ役のアダム・サンドラーは
飛行機の中でスチュワーデスの腕に触れただけで暴行罪で逮捕され
ジャック・ニコルソン演じるセラピストの
無茶苦茶な「怒り抑制セラピー」を受ける。

怒らない優柔不断な草食系デイブに
変わって欲しい愛する彼女の企てで…。

Who are you?
I don't want you to tell us what you do.
Not your hobbies.Tell us who you are.
You're describing your personality.
I want to know who you are.

There are two kinds of angry people: explosive and implosive.
Explosive is the kinds of individual that you see screaming at the cashier for not taking their coupons.
Implosive is the cashier who remains quiet, day after day,
and finally shoots everyone in the store.
You're the cashier.

No. I'm the guy hiding in the frozen food section dialin' nine-one-one.
I swear.

| | コメント (0)

2009年3月 3日 (火)

おくりびと(2008)

昨日イオンの映画館に「おくりびと」を見に行った。
先日、米アカデミー賞 外国語映画賞を受賞し、
滝田洋二郎監督がここ高岡市の福岡町出身ということで、
連日、超満員らしいということで、
ウィークデーの10:30なら少しはすいているだろうと向かった。

ところがどっこい。15分前についたロビーは長蛇の列!!
99%オジンオバン。年末サティーのワーナーが無くなってから、
高岡に事実上映画館はここだけ。それも当然影響してる。

400人収容の最大のスクリーン目当てに並ぶ並ぶ。
その394番目ぐらい(後で分かった)にKKと僕は並んだ。
当然、残った席は最前列。最前列でも折角並んだし、ええかと。
開演間近、ダッシュで駆け込む。

しかし。こんな前に席作ったらあかんわ…!巨大なスクリーンを
ななめ15度ぐらいの角度で下から見上げる格好だ。
後ろを振り返ると

オバン オバン オバン オバン オジン オバン オジン オバン
オバン オバン オジン オバン オバン オバン オバン オバン
×25

映画「おくりびと」はテレビ的な映画劇だった。
リアリズムを追求した映画ではない。
ああ日本映画の、広末涼子の演技の…
そんなやつおるかい。そんなことあるかい。の連続。
しかし、398人のオバンたちは、大爆笑&感嘆&涙。
はははははは。あぁーー。リアクションが逐一凄いのだ。

滝田監督の他の作品は見た事がないが、これが正解なんだろう。
死後2週間の独居老人の現場での嘔吐シーンも
嘔吐物は写らない。というか、無い。
しかし、舞台劇ならどうだろう。当たり前にそんなモノはないし、
あっても血のりとか小道具的なものだ。

要は、落語を例にあげるまでもなく、
観衆に伝えたい事を伝えられたら御の字で、
伝えるための必要条件な最低限のイリュージョンがあればよく、
フィクションなのは当たり前で、
それをエンターテイメントとして最良な形で伝える。
はなから重箱の隅をつつく
神経質で無粋な観衆など相手にしていないのだ。

というのを踏まえて4カ所で泣いた。
最近プライマルスクリームを受けた人のように、
かっくじつに涙腺緩んでます。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年2月21日 (土)

Pola X (1999)

続いては、Pola X (1999)のサントラ。
『Pola X』はハーマン・メルヴィルの小説『ピエール』をレオス・カラックスが『ポンヌフの恋人』から8年ぶりに作った映画。
あー懐かしい。あー暗い!
というかポンヌフの恋人は、また観たいねー。狂気やねー。

このサントラは全編Scott Walkerが手がけている。
CDに劇中のこれ!(The Church Of The Apostles)も10曲目に入ってる。

Pola X (1999)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年12月24日 (水)

ノーカントリ−(2007年)

ノーカントリー(原題: No Country for Old Men)
アカデミー賞作品賞、監督賞、助演男優賞(ハビエル・バルデム)、脚色賞の4部門受賞

問題は金はどこに消えたのか?だ。
_______________________
以下はウィキペディアより

主人公モスは妻のカーラ・ジーンに電話し、
母親も一緒にエル・パソのモーテルで待ち合わせる。
保安官ベル(トミーリージョーンズ)もエル・パソに向かうが、
モーテルに到着したころにはモスは殺され金は消えていた。
_______________________

自宅から追跡し、カーラの母から行き先を聞き出した
背広のメキシコ人。彼らは組織の人間で、
彼らがモスを殺したのだろう。
保安官ベルが夜に、殺害現場に再度向かった時、
シガーは部屋の中に潜んでいた。
なんだかはっきりしないが、
金はやはり組織が持ち去ったのだろう。

それでもシガーはモスとの約束(理不尽で一方的な約束)
を果たすため妻カーラを殺しに行く。
金もない、モスも死んだ。それでもだ。

金と薬のために繰り返される犯罪。
メキシコもアメリカも同じだ。
(敬語を使わなくなったとか、人間の良心を云々する前に、
まず銃を根絶させろ。ばかやろう。)

いや、問題は金はどこに消えたのか?ではないのだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年12月23日 (火)

潜水服は蝶の夢を見る(2007年 フランス・アメリカ)

http://chou-no-yume.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年7月11日 (水)

もっとそっち側につれてってくれー!

「大日本人」を観た。

東京出張の際、渋谷東武ホテルに宿泊し
夜暇だったので近くの映画館に行く。
「サムライ」とかゆう“つけ麺”のラーメン屋で腹ごなしをしてから…

このつけ麺がまずいのまずくないのってまずい!
冷めたラーメンをピリ辛の熱い汁につけて食えというのだが、
すでに汁は生ぬるいのだ。これが堪え難くまずかった。

そんなことはどうでもいい。
「大日本人」だ。これは面白い。十二分に面白い。
タイトルがいい。シンプルな着想が最高!

しかし、しかしだ。あえて苦言を呈せば(何やねん。誰やねん。)
パーフェクトに練り上げられた「作品」ではない。
緻密な工芸的映画作品ではない。
スキが多い。結果、おしーい!という気になってしまう。

それは役者の演技力によるところが多い。
宮川や宮迫、UAの演技はいうにおよばず
松本の、板尾の演技も完璧にイリュージョンしてくれない。
あっちの世界に持って行ってくれないスキがある。

そういう意味では、この映画の真骨頂は
防衛庁のとほほなおっさん(右側)の語りのシーンかもしれない。
演技でない演技からは、
松本の得意技である生モノをイジル感が顕著だ。
(かといって一番笑えたシーンは他にあったが。)

Dainihonnjin

宮川や宮迫の成り行きで
ルーズな演技をOKにしたのは
松本の優しさなのか。
完璧主義者ではないのかな。
求めたのはTVレベルの娯楽なのか。大衆的分かりやすさなのか。

例えばモンティパイソンにはほど遠い気がする。
英語なので機微は理解できていないと思うが。
やはり1枚も2枚も上手な気がする。
松本の作品、松本のコメディーは、やはりアートではない。
それでいいんだろう。

そう思うと、お笑い界のモーツァルト、
日本最高の天才コメディアンを
超える存在が近い将来出てくる可能性はあるだろう。

要は、日本って言わずもがなのTV文化なのだ。
受動的メディアであるTVが日本文化のほぼ全て。
コメディーもやはり「広く浅く」は避けられない。

「サービス精神が無い者は生きてる資格が無い
(BRUTUS『大松本論』)」と松本は言う。

TVの世界で戦って頂点を極めたこと、
それこそが松本のスキの原因なのだろう。

松本のお笑いの原動力はほぼ“怒り”だそうだ。
本人は完璧怒ってる。それを客前でやるとウケる。
笑いをとれるというわけだ。松本は世間に常に怒っている。

最後のビックリの展開も「いいかな」と思ったけど。
やはりあの世界感でも、もっとイリュージョンしてほしかった。
そういう意味では「宇宙戦争」のほうが上か。
比べるもんじゃないけど。

松本人志よ〜!もっとそっち側につれてってくれー!
(といいつつ)「ビジュアルバム」借りよ〜っと!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年3月13日 (火)

映画『それでもボクはやってない』

 お天道様は知っている。と高をくくってはいけない。刑事裁判の有罪率は99.9%。千件に一件しか無罪はない。God Only Knows.いや、神も仏も無いというような自体が、ほぼ100%の確率で起こっているということをこの映画は物語っている。今の日本では、冤罪で訴えられた時点で終わり!無実の罪で監獄なのだ。

____________________________
 先輩に紹介してもらった会社の面接に向かうため、フリーターの主人公:金子(加瀬亮)は朝の通勤ラッシュ時、乗車率250%の電車に乗った。

 履歴書を忘れてあせっていた金子は、ドアにはさまった服を引き抜こうともがく…そこで車内に弱々しく響く声… 「やめてください」。乗換えの駅で降りるとホームで女子中学生から声をかけられた。「いま私に痴漢したでしょ…」

 駅員に連れられ駅事務室まで行くが、そこでは何も聞かれないまま、警察官に引き渡される。そして「話は署で聞くから」と言われるままにパトカーに乗り込む。

 警察署では高圧的に刑事が怒鳴りつける。そして、手錠をはめられる主人公。「おまえは逮捕されてるんだ、私人による現行犯逮捕だ!おまえは被害者に現行犯逮捕
Soreboku

続きを読む "映画『それでもボクはやってない』"

| | コメント (0) | トラックバック (4)

2007年2月27日 (火)

Love Is My Religion ?

友人から借りた「ラストサムライ」のDVDを観る。
  
  南北戦争時代のアメリカで、北軍に参軍したネイサン・オルグレン大尉(トム・クルーズ)は、当時、明治維新後で近代的軍備増強を目指す日本政府軍の外国人指南役として日本に赴いた。しばらくして、ネイサンによる射撃訓練もままならぬままの未熟な政府軍は、無理矢理出軍させられ“勝元”(渡辺謙)軍と相見えることになる。結果、鉄砲を持った政府軍は馬に刀の勝元軍に破れ、ネイサンも瀕死の痛手を負い捕らえられる。
  しかし、勝元は彼を殺さず妹のたか(小雪)に手当てをさせる。回復して村を歩き回り、幕末日本の農村での日常を垣間見る中で、ネイサンは日本人の勤勉さや誠実さ、崇高な精神に魅せられていく。

日本人の美徳とは?…
ここで思い出す。大臣の失言の挙げ足を取って吊るし上げる政治家たち。バーゲンセールのワゴンに群がり人を押しのけるおばちゃん。信号待ちで灰皿の吸いガラを車の窓から捨てるおっさん。倫理観。浅ましさ、醜さは連鎖を呼ぶ。自分だけ生真面目に生きたって損だもんね…って恥を知ろう!

神道。仏教。八百万。日本人はもともと信仰心が強固な民族ではなかったのかもしれない。しかし、そこいらじゅうに神様が居たからこそ、庶民(市民)の日常にもゆるいなりにも信仰心が存在し、それが生活の規律となりコミュニティーの秩序を保っていた。

冒頭のナレーションで、日本人はイザナミとイザナギの神が剣で国を形作ったと信じている、と紹介している。長くて深い歴史、伝統や信仰心も、21世紀初頭の日本では実用主義や利己主義が拡大する世の中ですっかり忘れ去られてしまった。そして今、我々は何に祈ればいいのか…

| | コメント (0) | トラックバック (0)